ちゅうそん看護師のつぶやき&勉強ノート

日々のつぶやきや勉強したことを書いていきます。

新型コロナ 看護師の感染リスク

こんばんは。

日々新型コロナの感染者が増えていく中で、私は毎日自分の家の近くの新型コロナ感染者の状況を確認していますが、みなさんはどうしているでしょうか。

今日はある病院の発生状況の情報を見て、不思議に思ったことがありました。

それは、以下のようなものです。

発熱症状のあった病棟患者1名と看護師3名がPCR検査の結果、新型コロナ陽性となる。

同日、発熱症状のあった患者10名程度と、同じ病棟で勤務していた看護師2名および濃厚接触者である医師7名のPCR検査を実施。

検査の結果、患者と看護師は全員陽性、医師は全員陰性であった、というものです。

 

感染経路や濃厚接触者を調査中ではっきりしたことは言えませんが、どうして濃厚接触者である医師は全員陰性なのでしょうか。何故感染を防止できたのでしょうか。

濃厚接触者について触れておきますが、濃厚接触者とは、感染防護具(マスク、ガウン、フェイスシールド、手袋、帽子)を十分にしない状況で新型コロナ陽性者と数分以上接触した場合になると思います。

日本感染環境学会のガイドによると、フェイスシールドによる眼の保護も重要で、マスクをしていない新型コロナ陽性者とフェイスシールドをしないで濃厚接触すると、濃厚接触者とみなして2週間の就業制限が必要となります。

おそらく、今のご時世でほとんどの医療従事者はマスクをして、手指消毒や手洗いを実施しているはずなので、フェイスシールドやガウンをしていない医師が濃厚接触者となったのではないかと考えます。そうだとすると、これは推測でしかありませんが、長時間の接触機会の多い看護師の方が医師よりも感染リスクが高い可能性があるかもしれません。

また、N95のマスクは看護師も医師もおそらくしていないと推測できるので、エアロゾルによる吸い込みの感染よりも接触飛沫感染のリスクが高い可能性が考えられます。

まだわかってないことが多い新型コロナですが、今回の情報からは、接触飛沫感染予防は特に重要ではないかと思いました。

医療機関に十分なマスクや防護服を早く届けて欲しいです。